読み・ひろみねおうだんほどうきょう
場所・姫路市城北新町
撮影・2009・04


大人になって最も縁が遠くなるものの一つが、歩道橋

車に乗ってるヤツは論外として、
自転車に乗ってると迂回した方が早い微妙なトコにしかついてないし、
合法的に信号無視が出来るぐらいしかメリットが思いつかないのも確か。

歩いてって・・・そもそもそんなに歩きかねえしね、大人になったら。
そんな歩道橋に、普段見れないモンが潜んでいるとしたら?

ちょっとぐらいのメンドクサイは許せるかも知れません。
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ホントに歩道橋を使ってる大人、姫路では見かけません。

今回も20分ぐらい居座ってみたんですが、結局、すれ違ったのは、
これでもかというぐらい不審そうな目で横を通り抜けていった小学生の群れと、
(そりゃこんなトコで襲われたら逃げ場なし。警戒して当然)
いつか足を踏み外して、ここが人生の終着駅になりそうなオールドミスばかり。

まあ、ここも20mも行けば横断歩道があるんで、
さっさと渡る自信のないヤツ専用なのは、しゃあないんですけどね。
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でも急がば回れ。

大人の諸君、楽をせずちょっと足を伸ばせばこんなご褒美があったりするかも。

実はこの歩道橋、比較的簡単に中に入れてもらえる自衛隊駐屯地の中で、

「スイマセン・・・これ以上向こうは・・・」

と断られる教習場の真横にあるんです。
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教習風景もご覧の通り。

何故か3人乗ってます。
待機させるぐらいなら、横で見とけってコトなんですかね。

まあ、特筆すべきは、姫路で一番桜のきれいな教習所だってことですか。

ってか駐屯地の桜の中でもココが一番です。

春になったら沸いてくる芋虫みたいな色の、自衛隊車両に桜色は合いませんけどね。
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そういや、大人になると高いトコへの憧れや恐怖心とかがかなり薄れてくる気もします。

ガキの頃は上みたいなハイアングルを見ただけで、結構興奮してたもんですけどね。

太陽公園の双塔に忍び込んだり、
マンションの屋上に壁伝いに飛び込んだり

してるうちに、スッカリ忘れてたみたいですね。

なんか、素朴な気持ちになってずっと下を眺めてました。
まあ、相当気持ち悪いヤツなんだろうケド。

通りにくそうデスネ、通行人(反省なし)
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歩道橋からの眺めも一応。

練兵場が自衛隊に譲られた時に、
ちゃっかり土地をガメた姫路市が建てた小学校の桜もちょっとだけ垣間見えます。
小学校によっては、ホントに桜が見事な場所もあるんですが、
ジロジロ見てたら本気で通報されますからね。
今日この頃は。
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素朴といえば、いつから手入れしてないのか見当もつかない錆びだらけの外観といい、

中途半端に張られたトタン屋根とか、昭和の匂いしか漂ってこないこの風情は
近くにあった競馬場公園に通じるモンがありますね。
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素朴といや、ネームプレートもこんなカンジ。

手書き風ってのは、穴居人の琴線に触れます。

見飽きたよ、明朝体ってなもんで。
ちっちゃい「よ」とかが上手く書けない
昭和じいちゃん仕様の文体にすら覚えます。

読みにくいに変わりないんですけどね。
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道路の方針が変わったのか、最近は撤去はされど、増えることはない歩道橋。

地下通路もそうですけど、どうしてこんな憂き目にあってんですかね?

スロープさえつけたら、まだまだ利用価値がある気がするんですケドね。

ちょいと残念。
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絶滅危惧種といえば、市内では探すのも困難になってきた公衆電話BOXも、すぐ其処に。

電話は直通のようですが。

アホな新人が事故らない限り、使われることはなさそうですけど、

このタイプ、シャバでは絶滅してる気もするので今後は貴重になってくるかも知れませんゼ。