読み・にししおいりがわ
場所・姫路市大津区真砂町 

撮影・2009・04

自分がジイサン、バアサンになって余生が残り少ないとなりゃ、
一つ死に花を咲かせたくなる気持ちもわかります。

田舎の里山を半壊させてドイツのお城を建てるような気持ちですよね。
わかります。

だがしかし困ったことに、
そもそも何をすればいいのかわからないのも確か。

そりゃ朦朧とした脳味噌で思いついて
子孫に拭いきれない負債を残す事を思えば躊躇もしてしまいますよね。
一部に躊躇のない方おられますが(素晴らしい)

城のテラスに自分の彫像並べるセンスを誰もが持ってるわけじゃない世の中、
ふらっとこんなトコに立ち寄ってみると答えが出るやも知れませぬ(露骨な誘導w)。
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見ての通りの春満開。

何でもない公園や道端に花粉が飛び交う一時だけ人を引きつける、
夏の毛虫の半端ない大発生を考えたらとても庭には植えられないあの桜が咲き誇ってます。 
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普段はこんな素っ気無い工場地帯に。

さっきとほぼ同じ場所とはとても思えない。
だけど事実です。ちょっと北へ足をのばせば・・・・
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腐った船が水面から、ニョッキリ出てたりします。

う~ん、芳ばしいですね。
これだけコロコロと景色が変わるところも珍しい。

グーグルアースでもバッチリ確認できる廃船に現を抜かしてノスタルジックに浸りたい気分ですが、
今回のお目当ては右上!
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南大津小学校を囲むよーに、桜の木がこれでもかと密集してます。

まあ、何処の桜並木も人工的に作られたモンなので、整然と植えられてるのに、
感心も感慨も出てきませんが、此処は、ちょっと違います。
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スケールを見てもらおうと対岸に。
コッチでも咲き乱れてます。
まあ、この季節、どの公園でも何か咲いてるもんですが。

小さい頃、桜の木を揺らすと散るのが楽しくて蹴りまわってたらいつのまにか
禿げ上がってしまってたのを思い出すなぁ・・・

花見シーズン真っ只中に、
一本だけ枯れたみたいになってたなぁ・・・

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これを見ていただきたかった!
南大津小学校を覆うよーに、咲き乱れる桜!桜!桜!

角地のおかげで、とことん絵になります。

皆さん、もうおわかりですね。一つ死に花の咲かせ方
を植えるんですよ。

入学式や卒業式、孫の喜ぶ顔見たさに、桜を植えればきっと花見のたびに、
「こんな賑やかなジイサンがいたなぁ」と綻んでくれることでしょう。

いやぁ、人を笑顔にするのっていいもんですねぇ。
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まあ、ここに植えたジイサンは
その気はさらさらないんですがね。


実はこの西汐入川の桜、地元のジイサンが
自分の90歳の誕生日の記念に、
自分のために植えたものなんです。


すいません。どっちかっていうと、
ドイツのお城の天辺に袈裟姿で仁王立ちしてる
御大将と大差なかったですね。すいません。
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でもまあ、彼の偉業の成果は、川を遡ると、よくわかります。

見てください。この殺風景な光景。桜が咲いてても一、二本。

植えてない方がマシですよ。

これを見たら、たとえ自己満足だろうと盛大にやってくれりゃ文句のつけようがないって思えますよ。
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目立ちたがりも時には役に立つってもんです。

上流の桜を前にすると、
あながち鶏足寺再興もアリなのかなと思えてきますね。

というわけで、なけなしの退職金叩いて、地元を桜づくしにしてしまう酔狂な死に花などどないでしょう?

誰にも迷惑はかけずに、喜んでもらえる。きっとそのはずです。

・・・・まあ、親族はたまったもんじゃないかも知れませんが。