読み・じぇいあーるおおいちえき
場所・姫路市相野
撮影・2014・4

一家に平均2台以上車のある車社会のど田舎
において、
昔は文字通り生命線だった電車は今や存亡の危機。

あまりに赤字を垂れ流すモンだから、民間が匙を投げて第三セクターなったはいいけど、
今度は税金をグビグビ面白いほど吸い上げすぎて、廃止寸前に追い込まれた北条鉄道など、
最早、風前の灯火と言っても過言じゃないでしょう。

ぶっちゃけ、なくてもいいんじゃね?

いやいや、電車がなくなったら、
駅すらない過疎地→若い子が居つかなくなる→さらに過疎る→今流行の限界集落
という負のスパイラルに落ち入りかねません。

田舎は切実なんです。

というわけでこの近辺の電車業界で最もホットなネタは、どうやって集客するか?
このまま手をこまねいてタダの足では最早生き残れないというわけです。

沿線上の観光地などを、こんなトコ来たがるヤツはほぼいないんじゃね?
というレベルまで涙ぐましいまでに掘り起こしたりしてアピールしてます。
そんな状況見るからに乗車人数の少なそうな太市駅。
姫新線の押し押しホームページによると、

歩いて行ける距離なのは破磐神社のみ。

どんだけ何にもないねん。

こっからどうやって太陽公園に行こうという酔狂なヤツが・・・
山越えですか?

ホントに何もない?いえいえ太市と言えば、たけのこがあります。
姫路でたけのこと言えば、太市しか思いつかない位、たけのこは有名です。
じゃあ何故、もっと押さないか?

まあ、120%わかってるんですが、一応現地で確認してみましょう。
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こんな記事でこんな内容にも関わらず、わざわざ自転車で来てしまいました。
太市駅。

だって、姫新線に乗ろうと思ったら、乗り換えがメンド(自主規制)

乗車人数の水増しにも貢献していないのはともかく、
車は止まっているのに、人気(ひとけ)がないってのはどういうことでしょう。

もしかして駐車場はフリーパス?

それはそれで、人気でそうですが多分、違うんだろうなぁ・・・。

それでも迷惑にならない位、人がいないんだろうなぁ・・・
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無人の駅舎に入るといきなり、切実すぎるポスターが・・・。

すいません。自転車で来ちゃってホントすいません

wikiによると、太市駅の一日の乗車人数は、毎年大体、400人ほど。

まあ、電車で行った人はだいたい電車で帰ってくるんで、その半分ぐらいが利用者でしょうか。

そう思うと意外と多い気もします。何故って、太市の人口が約2100人

その10分の一が利用してると考えたら、最早、観光客なんて必要ないんじゃねと思います。
姫路全体で換算したら5万人は乗ってる計算ですからね。
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と言っても、太市を挟む余部駅と本竜野駅は、
それぞれ3倍の乗車人数なので、ここだけガクンと少ないのも確か。

駅舎なんて、裏側に周れば、ほらこの通り。畑の横に立ってる農機具倉庫並の掘っ立て小屋感です。

倒壊するまで建て替える気はサラサラない潔さ。

それにしても、太市といえばたけのこ、たけのこと言えば太市なのに、駅周辺に「た」すら出てこない・・・・
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まあ、たけのこなんていう重量のあるもの、電車でどうこうする訳ないのはわかってるんですが。
よしんば、タケノコ掘り体験などを売りにしても、
土にまみれ汚れた格好で電車なんか乗りたくないですしね。

懸命な判断かも知れません。

「努力した者が全て報われるとは限らん。
しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる!!」


とは、鴨川会長(はじめの一歩)の至言ですが、
「努力はしてるんだけど絶対に無理」
ってコトもきっとあるんですよ。

それは、親指とかかとを切り落とすという
涙ぐましい努力をやり遂げたのに灰被り姫に王子様を奪われる二人の姉のように、
「そもそも努力の方向を間違えてる」時とかです。
そういう意味ではたけのこを押さないのは懸命なのか?
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せめて、車窓からの景色に「た」の字の看板でもないかと、
大津茂川にかかる橋に差し掛かったんですが・・・

ってか何だこれ。

スゲェ!!!!

桜の密度といい、何故か川底で咲き誇る菜の花といい、超贅沢な光景が広がってんじゃないですか!!!
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たけのこ、たけのこ言ってる場合じゃねえ!
ここが駅から歩いて1分の距離ですからね!!!
姫路広しといえど、駅から1分でここまでの桜に出会えるのは、
ここと山陽天満駅くらいですよ!!!

さあ、見てください!このコレでもかという位、キレイに並んだ桜並木を。
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勢いに任せて、川に下りてみます。

階段も各所に設置してあって、とってもリーズナブル。

まあ、柵の向こうにあるのでオススメはしませんが、川底は菜の花が咲き乱れるだけあって降り放題。
降りると・・・
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こんな感じ。

一転して菜の花が主役になって、桜が引き立て役になるんですが、

それがいい。

菜の花は平面的過ぎて、天気の良くない日などは
絵にならない事もしばしばですが、ここは立体的に桜がカバー。

まあ、穴居人は花粉に滅法弱いので、
こんなところに10分もいれば、
花見眼福から、地獄の目の痒さへすぐ転げ落ちるんですが。

今回ももれなくそうなりましたケド(要注意)。
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川沿いじゃ遊歩道しかなく、花見をしにくい?

そりゃ、一理あります。菜の花まみれの川底で花見宴会は乙ですが、被害者続出しそうですもんね。

とはいえ、せっかく電車で来れる、運転手役の貧乏くじのいらない好立地なのにもったいない・・・

と思って、南に来れば、運動公園らしい場所にも、素敵な桜並木が。

春の花々共演感は少し薄れますケド・・・充分じゃね?
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たけのこを押すより断然、コッチです。

「みんなで飲みたい奴は、来い!」

とかキャッチフレーズで押せば、事件の6割ぐらいが酒飲み関連の姫路じゃ、大ヒットする事間違いなしです。

たけのこたけのこ言ってる場合じゃないですよ。

でも・・・難点が一つ。

もちろん年に一回、それも僅かな期間だけってこと。
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たけのこがダメなら、桜で・・・と思ったんですが、
年中咲く花が開発されない限り、集客増を望むのは酷な話でした。

ってか、待てよ?

たけのこも季節もんじゃねえか。

しかも、桜とダダかぶりの3~4月

破盤神社押しの謎が解けました。年中ないから、載せられないかったんですよ。

たけのこ喰いに行ったけど、竹林しかないとか洒落にもなりませんから。

逆に言えば、3~4月。旨い名物が手に入り、花見を堪能できる絶品スポットって訳です。

これは行くでしょ、素直にオススメです(らしくない締め)。