読み・さくらやまこうえん
場所・姫路市太市中
日時・2016・04

姫路を隅々まで知る穴居人でも遠方の親戚とかが「姫路で公園に行きたい」となんか曰わったら間違いなく素直にここをオススメします。
科学館から児童館、宿泊施設まで税金と安藤忠雄で完備し、自然の優しさを力でねじ伏せるが如きコンクリートジャングル(打ちっぱなし)を味わえますし、
夢前川、菅生川、大津茂川から結構離れてる悪条件っていうか致命的な条件をクリアしてダムが作られる(しかも戦前)ほど自然が豊かで、
土地が有り余ってる場所にしか作れない代名詞、ゴルフ場まで完備する長閑さも素敵。それでいて駐車場にも事欠かないというオススメしない理由がない好スポットです。

でも、「姫路の公園でお花見したい」と言われたら、まずオススメしません。
え?だって姫路市のホームページでも姫路城、手柄山、名古山霊苑、夢前川という市内の桜スポット4傑と一緒に紹介されているのに?

名前だって桜山なのに?

ともちろん、疑問に思われるでしょう。
どうしても行きたいなら止めませんが、姫路人のほとんどはここで花見をしない自信があります。

なぜなら、ここで見れる桜は山桜だから。

桜の一番の魅力って、ソメイヨシノが猛威を奮って持て囃された理由そのもの、一斉に咲いて一斉に散る華々しさですから。
種類もまばら、日当たりもさまざま、下手すりゃ桜の木まで遊歩道もない桜山の桜は咲くときもいつも点々と咲いてしまう・・・

これでは素直にオススメは出来ないってもんですよ。

桜山自体も意外にそれがコンプレックスだったみたいです。

やっとこさ重い腰を上げ、平成18年の整備事業で真打ちを投入してきました!
ちゃんと桜が咲き誇る桜山の名前に相応しいレジャースポットを。

そもそも「姫路人がお花見いかない」という不名誉を打ち破れるのか?見ものです。

DSC_5753
まあ、10年そこらじゃ、この体たらくなんですが。

曇天と相まって何と寂しいことか・・・

貧相過ぎて涙が出ちゃいそうですが、気持ちを切り替えて取材を続けます。

後、30年も経てば胸を張って、「お花見は桜山やな!」と言えるかなぁ・・・

DSC_5757
しかし、それでも圧倒的に桜の量が足りない・・・

もっとモサモサ植えてくれないと、育っても見栄えがしない。

ここの遊歩道、SPring-8のごとく、有り余る土地を利用した真円のトラックが素敵で、その周りに桜が配置されているので、盛大に咲き誇れれば地上に桜のリングが出来るという全国に名前が轟きそうなデザインなのに・・・

これでは・・・

見通しが悪くなるのを気にする位なら、桜なんて植えなきゃいいのに。

こんなんじゃ、山の中の山桜と代わり映えのしない閑散ぶりじゃねえか・・・

DSC_5759
いや、本気で景観整備してない訳じゃないんですよ。
他の花壇とかこんな感じですから。

この階段を使っている人は見たことないですが、ご立派。

どこぞの神殿のような出で立ちです。
ここだけ別世界感が凄い・・・

DSC_5761
複合遊具のある駐車場から一番遠いスペースまで来ると、やっと桜が密集してくれました。

便所周辺が一番密集していることに、ほんのりと悪意を感じますが、そうそう!これでないと!

まだ若木ですが、メキメキ育ってくれれば絵になることでしょう。

DSC_5762
反対側は救いがありませんが・・・

とにかくこの円トラックでかすぎて、向こう側の桜が豆粒だよ・・・

華やかさより無常感が際立ちます。

はるか遠くのJAの施設の方が桜に囲まれてるって、何なの?

本気で桜スポットを作る気があるんでしょうか?桜山。

DSC_5763
いやいや、良いところから目を背けていても始まりません。

大型遊具周辺のスペースはもう花見に耐えうる仕様になってます。

駐車場からトラック半周分ぐらい歩かないと行けないとはいえ、新しい大型遊具の直ぐ側でこれだけ桜が咲いてるスポットは姫路市内では珍しい。

いや、まあ近くに御立交通公園という巨大なライバルがいるんですが、はい。

DSC_5765
近寄って見ちゃうと本性が露見しちゃうのも玉にキズですが。

まあ、これぐらいは許容範囲でしょう(自分に言い聞かせる)。

DSC_5766
まあその大型遊具スペースも無駄に広い砂場のおかげで、桜が密集してるとはいい難いんですが。

とにかくここの敗因は土地があり過ぎる事ですよ。
天気が芳しくないとはいえ、桜のシーズンど真ん中でこの人入り。

・・・・閃きました。
ここの惨状をお伝え出来るのは恥知らずの穴居人に他なりませんですから!

ドローンを買う金もありませんが、体力だけはあるので!
お子様が少ないのが後押ししてくれます。

ジャングルジムを登って空撮に挑戦してみましょう!
DSC_5769
天辺によじ登って、円のトラックを見た光景がコチラ。

ホントに地獄絵図

これほど残念な桜スポットがかつてあったでしょうか・・・
計画もへったくれもない戦後すぐならいざしらず、青写真がバシバシ入った企画書を何枚も作成する現在において、この未来を見抜けなかったとは・・・・

ここの整備の人は天下りの無能か何かでしょうか?(ひどい言いがかり)。
DSC_5771
そして・・・反対側。

って、こっちは見れる??

ダムの圧倒的な存在感と相まって、他で見れない面白い絵になってんじゃないですか!(大興奮)

相変わらず、桜の木はまばらだけでも!
DSC_5778
この公園の最大の魅力は、正直いってこの光景です。
「ダム下大芝生広場」の名前の通り、ダムの真下に公園があるそっち系のマニアには涎物のスポットなんです。

どうです?この絵力。
壮大なダムの威圧感と、ジャリ共が無邪気に遊ぶ姿が、なんとも言えないコントラストを作ってくれてます。

DSC_5780
しかも、特徴的なピンクの滑り台を上がりきった先には、一本だけピンクの桜が特等席に。

DSC_5781
おお、これは絵になる。

ここに来て初めて整備したヤツの、「これ、ええやろ!」ポイントにたどり着いた気がしますよ。

他が壊滅的過ぎて、全然リカバリ出来ないですが。

さあ、こんな調子でも桜が育って後30年もすれば汚名返上出来るかというと・・・

DSC_5773
一つ、大きな問題が。

桜山公園なのに、広場中に桜より多く植えられたこいつ・・・・

です。

また、桜と一番相性の悪い植生のやつを・・・
なぜ、また・・・

しかも桜の直ぐ側に
せめて分けろよ・・・・

土地は有り余ってるんだからさぁ・・・・

DSC_5775
そして極めつけは何をトチ狂ったのか植えられてる竹は、数十種類
種類が違うので、竹スペースだけでも景色がまばらに。

統一感だって言ってるだろ!
桜の魅力は!


そりゃ、住所が太市で春には太市たけのこ祭りが、ここで開催されると言ってもですよ。

「世界各地の竹が一同に!」で目を輝かせる子供が居るか!
一般人なめんな!


アホ丸出しな醜聞も多い姫路人ですが、徹頭徹尾上手いこといかない公共施設は姫路モノレール以外じゃここだけと言える、まあ残念スポットでした。
DSC_5788
最後に駐車場近くのJAの桜でお口直しでも。

そう、これこれ。
桜はこう揃って咲き乱れなきゃ・・・

といってもここ、人間が入れるスペースはないんですけどね・・・

桜山が桜を誇れるときはいつ来るのか・・・・
一つだけ可能性はない事はないです。

関東で猛威を奮っている外来種クビアカツヤカミキリや、てんぐ巣病という菌が大繁殖してソメイヨシノを狙い撃ちする病気が流行ってますからね。

市内のソメイヨシノが全滅すれば、この桜山も日の目を見るかも知れません。
自然あふれる桜山を救うのは、やっぱり自然現象なのだなぁと考えるとシミジミしますねぇ(現実逃避)。