読み・ごんじゃま
場所・姫路市木場

日時・2006・4

外国の方が姫路に来たときに回る観光ツアー。

まずは姫路城

お次は書写山・円教寺

そんでもって名古山霊園

ってあんまりじゃないですか!!?

いや、名古山霊園は外国人墓地から戦没者慰霊塔、仏舎利塔に無縁仏、
あまつさえ古墳まであるまさにお墓のオンパレードみたいな場所で、別に悪いトコではないんですが、

一日の半分くらい飛行機の座席に押し込まれて、神戸からまたバスのさらに狭い座席に揺られた、豊満なボディの外国の方には、かなり酷な仕打ちなのでは・・・・。

なにより、何十万円かかけて来てるワケですから涙を誘うったりゃありゃしません。

神戸新聞でたまたま読んだんですけど、姫路の観光客のほとんどは日帰りだそうです。

もしくはどっか行くついでに寄るとか。
帰り道についでに、とか。

そりゃそうだわな・・・。

何せ外国からはるばる来ても見れるのは、城、寺、墓ですもんね。

これじゃ観光都市とはとても名乗れない気がするんですが、姫路の観光ガイドは潔く城、寺、墓をアピールする姿勢を貫いてます。
時々、手柄山とか塩田温泉とか出てきますけどね。

てなわけで、是非姫路の観光も、もうちょっと盛り上がって欲しいと願いを込めて、あまりこの辺りにはない景観スポットをご紹介。

もうちょっと整備されたら、観光ガイドにも載れそうな気がするイチオシ!です。


姫路の観光に一石を投じるべく、満を辞して桜の舞い散る季節に突貫取材をしてきました。
思いっきり、今にも降り出しそうな曇天でしたけど。

いきなり雲行きが怪しい「穴場のゴンジャマ」です。

DSC_1027
「ゴンジャマ」の麓にある「袖もぎ地蔵」。

伝説によると、この地蔵の前で躓き倒れたら片袖をもぎ取って帰らないと祟られるという、はた迷惑な由来の地蔵さんです。

出来れば近寄りたくないですが(触らぬ神に祟りなし)、祈れば歯痛をたちどころに治してくれるとのこと。
無言で祈るのが、その条件なので優しい神様です。

何せ神頼みまでしたくなる歯痛の時に口なんて開けてられないッスもんね。

DSC_1045
袖もぎ地蔵からしばらく東へ向かうと、登山口に到着。

ちなみに「ゴンジャマ」というのは、連なる姫御前山(ひめごぜんやま)燈籠山(けいろうさん)木庭山(きにわやま)の総称で、通常は木庭山で、表記されてます。

椿が綺麗です。
武家では落花が首が落ちる音に似てると、忌み嫌われた花ですけどね。

DSC_1041
さて10分ほど登るともう、頂上。
隠れ花見スポットとして名高い燈籠山山頂です。

って桜散っとる!

まだ4月なのに・・・かなり整地された広場で、
まさに花見に最適。
四方の桜がとても情緒的でいい感じ。
これで咲いてたならば。

後、もう少し見晴らしがよければ申し分なしです。
何せもとは福泊砲台の見張り台だったんですから、面目は躍如して欲しいってモンですよ。

DSC_1062
姫御前山の中腹に差し掛かると不思議なものが。

山の上なのにライフセーバーが木にぶら下がってる

風に飛ばされたにしても大袈裟なんで、近寄ってみるとその先には道が・・・。

DSC_1071
降りてみると見晴らしのいい岩場に出ました。
一押しすれば転げ落ちそうな立派な石がそびえ立ってます。

なるほど。さっきのライフセーバーは目印だったようです。

まどろっこしい事をしないで、案内板を出してくれればいいのに・・・。

今のままだとタダのゴミみたいです。
DSC_1072
岩場にはもう一つ目を見張るもんが。

ロッククライミング用のクランクです。

最近、ゴンジャマではロッククライミングや、ハングライダーが土日によく行われているとの未確認情報も。

どっちも絵になるんで一回ぐらいは遭遇してみたいんですが、仕事が客商売なんで、今だに接触出来ず。

ちょっと悔しいですが痕跡だけでも、何だか嬉しくなりますね。

DSC_1073
ほんでもって気を取り直して見晴台からの眺めです。

なかなかのもんでしょう?

姫路市では今や唯一の自然海岸、家島にはどっちゃりありますけど小赤壁を一望できます。

DSC_1089
いよいよ姫御前山を抜けて木庭山に入ります。

道々は整備されていて歩きやすいんですが、
見晴らしはほぼゼロ
4月もまだ半ばだというのに、脚の高い草木が視界を覆ってます。

これでせめて左側の海が見通せたら・・・
ちょいと残念なカンジは否めません。

DSC_1093
といつのまにやら木庭山の山頂に到着。

花見客なのか、結構人手があります。
確実に地元の人ばかりですが。
間違っても観光客は来てません。

何せ洩れ聞こえてくる話が、「あかねの湯って温泉ちゃうねんで~沸かしてんねんで」。

めっちゃ地元の話題です。
DSC_1094
ちなみに駐車場完備です。
しかも無料。

上がりの険しさの除けばトイレまである親切設計です。
DSC_1096
見晴台からの眺めその1。

桜の数はそれほど多くないにしても、この景観は見応えアリ。

なんで此処が穴場なのか疑いたくなる位です。

しかし酒気帯び運転は厳禁。

モラル的にもですけど、ここの駐車場から泥酔して、下ると確実に道を踏み外します(文字通り)
DSC_1098
見晴台からの眺めその2。

ゴンジャマのほぼ全景と言っても過言ではないですね。

人のほとんど訪れない方とも言えますが。

確かにちょっと寂しい心地にされます。
もうちょっと空けていたなら(しつこい)
吹き荒ぶ浜風も冷たい・・・・
DSC_1111
実は白状すると、この雰囲気大好きなんです。

なんかもう映画が撮りたくなる絵作りですよ。

フィルムコミッション
さん、
是非ロケ地ガイドに加えてやって欲しいです。

DSC_1113
木庭神社はその立地のせいか、
何度か台風で倒壊しているみたいです。

姫路の神社って一回潰れると、そのまま放置されたり、規模を縮小するトコが多いんで、地元の人にどれだけ愛されてるかわかる逸話です。

毎年、7月15日の夏祭りには、夏バテなんかに御利益のある紙鳥居が建ったりするそうで。

大いにあやかりたい。

DSC_1117
木庭神社を過ぎると、後は帰り道。

木庭山の西側には古墳が結構あったりします。
いろいろな副葬品や人骨が出たりしました。

必見なのはその案内文。
大人用子供用が用意されてます。

頬笑ましい内容は現地にて。(すんません・・・写真撮り忘れました)

DSC_1119
老体には心臓破りの急登を降りきれば、すぐ福泊のヨットハーバーに辿り着きます。

意外と立派なコンクリートの石段なんですが、何故か「この道は通行出来ません」の立て看板が・・・。

普通に降りてこれたんですが。
理由は不明ですけど、何かあるのかも。

DSC_1135
駐車場まで行くにはこの公園脇から登っていきます。

ちょっとわかりにくい位置にあるんで、地図をみる時は、この公園を参考にする解りやすいかも。

まあ、解りにくいから穴場なのかもしれませんが。

いや、いいんです。
来る人が増えて、もうちょっと整備されれば、姫路の観光ガイドに「ゴンジャマ」が載るのも、夢じゃないかもしれませんからね。