読み・いけだおおとしじんじゃ)
場所・加古川市尾上町池田
日時・2011・3

世界で異常と言われる日本の風習と言えば、多宗教
よく言われる、お正月に神社に行って、教会で結婚式あげて、葬式にお坊さんを呼ぶなんてのは、まあ日本では最早、不思議に思っているヤツすらいねえでしょう。

公用語が15ヶ国語もあるような国もあるのに、何で不思議がられるのか日本人にはわかりません。

宗教の自由ってゴリゴリキリスト優先のアメリカでも憲法に書いてあるのに・・・

ま、ともかくこの国じゃ今んとこそんな雰囲気なので、無神論者の穴居人も安泰ってもんですが今後どうなるかはわかりません。
どの宗教にするか決めなさいって強要されるハメになったら、穴居人は迷わず神道を選びます。

なぜかって?

そりゃ異教徒は皆殺し上等(偏見)のキリスト教、イスラム教は論外です。
不摂生、自堕落、ノープランを絵に書いたような穴居人に原理主義は不可能ですよ。

一日五回も時間を気にしながら生きられない(ダメ人間)・・・

じゃあ日本でも比較的メジャーな仏教は?

毎日、南妙法蓮華経を唱えるだけで済む天国直行のお手軽なプランも用意してあるので、ムチ打ちするようなトコよりは魅力的なんですが、神道の方が断然いいんです。

なぜかって?

ほら言うじゃないですか?

仏の顔も三度までって。

仏教が許してくれるのは3回までなので、罪深い穴居人はもう一生分を×10回ぐらいは使い切ってると思うんですよ。

怖くて手を出せません。

だって「仏様、助けてください」とすがりついた瞬間に、多分くらうのはお説教ですからね。たまったもんじゃない。

その点、神道のことわざで思いつくと言えば、

「捨てる神あれば拾う神あり」

「苦しい時の神頼み」


など人生ピンチの連続(ほぼ自業自得)の穴居人に何て優しい仕様なんでしょう。

そんな神道の優しさを垣間見える場所が今回、ご紹介する池田大歳神社なのです。


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グーグルマップというものが出てきたおかげで、穴場巡りはずいぶんと楽になってきました。
とりあえず行く前に周りの様子を確認できればがっかりスポットに遭遇する率は大分と減りますからね。

何より忙しくても調査が出来たりと良いこと尽くめ。

その日も会社の休憩時間にバーチャル神社巡りしてました。
ってなんじゃこりゃ。

あまりに変なものを見つけてしまったので、さっそく来ちゃいました。
この道を挟んで真横にすげえ落書きで穴場の姫路界隈ではホットなスポット白旗観音寺があります。
(ってかここに来るついでに何となく行って発見)

さあ、穴居人がグーグルマップで驚愕した光景を御覧ください。

こちらが池田大歳神社です!

・・・・あの・・・・表札が二世帯住宅のごとく、2つかかってるんですが・・・

それとデザインがどっちかっていうと隣の池田公会堂よりなんですが・・・・

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いえいえ、ほらちゃんと狛犬もおられますよ~

鳥居もごっつ離れたトコですがありますし。

まあ、どっちもこの神社の正面からは見えないんですがね。

絶滅危惧種の公衆電話がこんなに目立つ神社って他にないでしょう。

中は一体、どうなってんでしょう?

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という訳で、神社の中。

・・・思ったよりキレイ??

ってやっぱり公会堂寄りのデザインなんですが・・・
なんつーか都会にあるビル墓地みたいな感じで、神秘性もありがたみも皆無。

お賽銭箱が地面に捨てられてるみたい・・・

まあ、どこにでも忍び込む穴居人が入るのを遠慮するぐらいに入りにくいので、賽銭するのも地元の人だけなんでしょうが。

ある意味、賽銭泥棒よけ?

そう言えば、神社に配慮してか今どきの玄関口には珍しい石敷きで、公会堂の入り口は右手にひっそりと開いています。
まあ、その構造にすると神前にドカドカ靴を脱ぎ散らかすハメになるんですが。

何より気になるのはこの構造。
通路が建物の端っこまで続いてるんですよね・・・

神社のスペースは物置レベル??
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という訳で裏手へ。

ああ、良かったぁ。ちゃんと出っ張ってる。

建物におよそ似合わない瓦葺の小じんまりとした専用スペースが確保されてました。

しかし、どうしてこんなことに??
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そもそも屋台蔵でさえ、この有様。

こんな窮屈に公会堂のオマケみたいな扱いの屋台蔵、くっそ小さい自治体でもいっちょ前の屋台を作ろうとする見栄張り姫路でも見たことないですよ。

神様的に屋根の形とかにこだわりとかないんでしょうか?

ってか公会堂の前にはある程度のスペースがあるのでもうちょっと出来たはずなんですが・・・
神様的なスペースは省スペース?

まあ、境内すべてが駐車場のようにコンクリ敷きですからね。

ん、駐車場??

加古川・・・・

ちょっと謎が解けたかもしれません。
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ってな訳で寒空の下、地元民が現れるのを待って聞いてみました。

すると案の定、

「ここは、元々神社やったんやが公会堂を作るときに土地がないから借りたんじゃ」

なるほど。
年中、渋滞に入り組んだ路地ばかり。
交通事情最悪の加古川らしい事情でした。

土地がなかったんですよ。

「昔は駐車場もなかった」

そーでしょうねー。昔は神社に車止める必要とかなかったですもんねー。

そりゃ百度石も半分、コンクリに埋まってますよ。

人間優先ここに極まれりです。
最後に罪の意識を覚えたのか、おじいちゃんはこう言ってました。

「いつかは神社にお返しすることになってる」

どう見てもこの建物、30年以上経ってるんですが・・・
いつ返すんでしょう?

だから、穴居人は神道を信じることにします。
だって仏様みたいに3回までとかケチくさい事言わないんですよ。
神社ぶっ壊して30年以上乗っ取っても、呪う素振りも見せないんですから。

ああ、何て寛大なんでしょう。

神道の偉大さが垣間見える穴場でした。
・・・・舐められてる訳じゃないですよね・・・・?

あ、いえ・・・余計なお世話でした。
部外者がここらで退散しましょう。

「触らぬ神に祟りなし」

なんでね・・・・(もう触っちゃってる気もしますが)